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◆包茎手術を決める前に

包茎手術は一生に１度しか受けることができない大事な手術です。

特に自分の体にメスを入れるという行為ですから、慎重の上に慎重を期したほうがよいに決まっています。ここでは、具体的に包茎手術を決定するための考え方について述べていきます。

・なぜ包茎手術を受けるのかをはっきりとさせる

カントン包茎の患者さんの場合、必要に迫られて包茎手術を受ける方が多いと思います。包皮のせいで勃起時に障害が出たり、陰茎を圧迫するなどの明確な理由がある場合は、病院選び〜医師への診察というステップに進むことをお勧めします。

しかし、特に緊急に困ることはないのだけれど、たとえば多少の違和感があるとか、包皮の陰茎の出口部分が少しだけ狭いのではないかなど、自分でもはっきりとカントン包茎であると確信をもてない場合は、はじめから「包茎治療＝手術」という考え方を持つことは危険です。場合によっては手術を受けずに、包皮を少しずつ広げていくなどの治療で改善される場合もあり、焦ってしまうと受けなくてもいい手術を受ける結果となることがあります。

その場合も、一番確実な方法は、泌尿器科などの医師の診断を受けることです。医師と相談して、自分のペニスにもっとも合った治療方法を見つけていくといいでしょう。

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・最低限の必要知識は頭に入れておく

すべてに包茎の方にいえることですが、手術を決断する前に、必ず最低限の必要知識は入れておいたほうがいいのは、言うまでもありません。

そもそも包茎手術は包皮を切除して、亀頭部を露出させやすくするためのものです。しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、皮膚（包皮）を切り取るだけの手術だから簡単なもの、という考えをしてしまうことです。単に皮膚を切り取るといっても、ペニスの形は千差万別ですし、ペニスは非常に複雑な形をしています。泌尿器科や形成外科の先生でも包茎手術は難しい治療の部類に入ると言われています。

ですから、手術の決断をする前には、手術の方法（切開の仕方や使用するメスの種類など）を必ず確認しておく必要があります。医師の説明を受けたり、インターネットなどで情報を集めて、自分が納得できるような手術方法であることを確認してから、手術を受けることをお勧めします。